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いつかの人質

芦沢 央

宮下愛子は幼い頃、偶発的に起きた誘拐事件に巻きこまれ失明してしまう。そして12年後、彼女は再び何者かに連れ去られる。いったい誰が、何の目的で?一方、人気慢画家の江間礼遠は突然失踪した妻、優奈の行方を必死に捜していた。優奈は誘拐事件の加害者の娘だった。長い歳月を経て再び起きた「被害者」と「加害者」の事件。偶然か、それとも…!?急展開する圧巻のラスト。大注目作家のサスペンス・ミステリー。

芦沢 央

芦沢 央(あしざわ よう、1984年2月13日 -)は、日本の小説家・推理作家。東京都生まれ。神奈川県川崎市在住。千葉大学文学部卒業。 == 経歴 == 2000年ごろから文学賞への応募を続ける。出版社勤務を経て、2012年、「罪の余白」で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞し、小説家デビューする。選考委員の池上永一は「切り札の多さが魅力の作品だ」「手札の豊富さで読者を飽きさせない」、山本文緒は「エンターテインメント作品に紛れこませようとしても滲んできてしまう、この著者の只事ではないエネルギーを私は感じた」と評した。 2015年、「許されようとは思いません」で第68回日本推理作家協会賞(短編部門)候補。
誕生(1984-02-13) 1984年2月13日(36歳) 日本・東京都
職業小説家、推理作家
言語日本語
国籍日本
教育学士(文学)
最終学歴千葉大学文学部卒業
活動期間2012年 -
主な受賞歴野性時代フロンティア文学賞(2012年)
デビュー作『罪の余白』(2012年)