貘の耳たぶ
芦沢央
自ら産んだ子を自らの手で「取り替え」た、繭子。常に発覚に怯え、うまくいかない育児に悩みながらも、息子・航太への愛情が深まる。一方、郁絵は「取り違えられた」子と知らず、保育士として働きながら、息子・璃空を愛情深く育ててきた。それぞれの子が4歳を過ぎたころ、「取り違え」が発覚。元に戻すことを拒む郁絵、沈黙を続ける繭子、そして一心に「母」を慕う幼子たちの行方は…。切なすぎる「事件」の慟哭の結末。渾身の書き下ろし!
誕生 | (1984-02-13) 1984年2月13日(36歳) 日本・東京都 |
職業 | 小説家、推理作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(文学) |
最終学歴 | 千葉大学文学部卒業 |
活動期間 | 2012年 - |
主な受賞歴 | 野性時代フロンティア文学賞(2012年) |
デビュー作 | 『罪の余白』(2012年) |