すぐそばの彼方
白石 一文/角川書店装丁室
次期首相の本命と目される大物代議士を父にもつ柴田龍彦。彼は、四年前に起こした不祥事の結果、精神に失調をきたし、父の秘書を務めながらも、日々の生活費にさえ事欠く不遇な状況にあった。父の総裁選出馬を契機に、政界の深部に呑み込まれていく彼は、徐々に自分を取り戻し始めるが、再生の過程で人生最大の選択を迫られる…。一度きりの人生で彼が本当に求めていたものとは果して何だったのか。『一瞬の光』『不自由な心』に続く、気鋭の傑作長編。
誕生 | (1958-08-27) 1958年8月27日(62歳) 福岡県福岡市 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 早稲田大学政治経済学部 |
活動期間 | 1992年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『一瞬の光』(2000年)『ほかならぬ人へ』(2009年) |
主な受賞歴 | 第16回すばる文学賞『惑う朝』(1992年)第22回山本周五郎賞『この胸 |
デビュー作 | 『惑う朝』(1992年) |