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一瞬の光

白石 一文/角川書店装丁室

三十八歳という若さで日本を代表する企業の人事課長に抜擢されたエリート・橋田浩介。彼は、男に絡まれていたところを助けたことがきっかけで、短大生・中平香折と知り合う。社内での派閥抗争に翻弄されるなか、橋田にとって彼女の存在は日増しに大きくなっていった。橋田は、香折との交流を通じて、これまでの自分の存在意義に疑問を感じ、本当に大切なことを見いだしていくのだった…。-混沌とした現代社会の中で真に必要とされるものは何かを問う、新たなる物語。各紙誌書評で絶賛と感動の声を集めた気鋭のデビュー作、待望の文庫化。

白石 一文/角川書店装丁室

白石 一文(しらいし かずふみ、1958年8月27日 - )は、日本の小説家。父は直木賞作家の白石一郎。双子の弟は小説家の白石文郎。2010年「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞。初の親子二代での受賞となった。 == 来歴・人物 == 福岡県福岡市生まれ。福岡県立福岡高等学校29期を経て、早稲田大学政治経済学部卒業。その後、文藝春秋に入社、週刊誌記者、文芸誌編集などを経る。
誕生(1958-08-27) 1958年8月27日(62歳) 福岡県福岡市
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴早稲田大学政治経済学部
活動期間1992年 -
ジャンル小説
代表作『一瞬の光』(2000年)『ほかならぬ人へ』(2009年)
主な受賞歴第16回すばる文学賞『惑う朝』(1992年)第22回山本周五郎賞『この胸
デビュー作『惑う朝』(1992年)