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人類滅亡小説

山田宗樹

空に浮かぶ雲の中に古代から存在してきた微生物。それらが変異し大量発生、周囲の酸素を吸収するようになった。その雲が自重で地面に落下。その現象が起きた地点は急激な酸欠状態になり、ほとんどの生物が死んでいくという惨状が次次と発生。だがその予測不能な事態に、人間は有効な手立てを何も見いだせないでいた。終末感が漂う時代、人々はいかに生きるのかを選び始める。普段どおりの生活を続ける者、新興宗教に救いを求める者、微かな生存に望みを託す者、いっそ鮮やかな死を望む者、そしてー。

山田宗樹

山田 宗樹(やまだ むねき、1965年11月2日 -)は、日本の小説家。愛知県犬山市出身。愛知県立丹羽高等学校卒業。筑波大学大学院農学研究科修士課程修了。 製薬会社で農薬の研究開発に従事した後、『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。以後、運命に翻弄される女性を題材にした小説を著す。2006年に『嫌われ松子の一生』(2003年、幻冬舎刊)が映画、ドラマ化されたことに続き、2007年3月には『黒い春』(2005年、幻冬舎文庫刊)がWOWOWのドラマW枠でドラマ化された。 == 文学賞受賞・候補歴 == 1998年 - 『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞受賞。
誕生(1965-11-02) 1965年11月2日(54歳) 愛知県犬山市
職業小説家
国籍日本
最終学歴筑波大学大学院農学研究科修士課程修了
活動期間1998年 -
代表作『嫌われ松子の一生』(2003年)『百年法』(2012年)
主な受賞歴横溝正史ミステリ大賞(1998年)日本推理作家協会賞(長編および連作短編
デビュー作『直線の死角』(1998年)