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不思議な羅針盤

梨木香歩

ふとした日常の風景から、万華鏡のごとく様々に立ち現れる思いがある。慎ましい小さな花に見る、堅実で美しい暮らし。静かな真夜中に、五感が開かれていく感覚。古い本が教えてくれる、人と人との理想的なつながり。赤ちゃんを見つめていると蘇る、生まれたての頃の気分…。世界をより新鮮に感じ、日々をより深く生きるための「羅針盤」を探す、清澄な言葉で紡がれた28のエッセイ。

梨木香歩

梨木 香歩(なしき かほ、1959年 (昭和34年-)は、日本の児童文学作家、絵本作家、小説家。 == 来歴・人物 == 鹿児島県出身。同志社大学卒業。イギリスに留学し、児童文学者のベティ・モーガン・ボーエンに師事する。ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』を愛読書の1つにしており、新潮社より刊行されたガルシア=マルケス全小説の『百年の孤独』の解説を担当した。カヤックの愛好者でもある。時に宗教への思いが強く表れるが、特定の宗教には帰依していない。 == 受賞歴 == 『西の魔女が死んだ』で日本児童文学者協会新人賞、新美南吉児童文学賞、小学館文学賞を受賞 『裏庭』で児童文学ファンタジー大賞を受賞 『家守綺譚』で本屋大賞3位入賞 『沼地のある森を抜けて』で第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞大賞を受賞。
誕生鹿児島県
最終学歴同志社大学
活動期間1994年から現在
代表作西の魔女が死んだ
デビュー作西の魔女が死んだ