エンブリオ(上)
帚木蓬生
エンブリオーそれは受精後八週までの胎児。天才産婦人科医・岸川は、人為的に流産させたエンブリオを培養し臓器移植をするという、異常な「医療行為」に手を染めていた。優しい院長として患者に慕われる裏で、彼は法の盲点をつき、倫理を無視した試みを重ねる。彼が次に挑むのは、男性の妊娠実験…。神の領域に踏み込んだ先端医療はどこへ向かうのか。生命の尊厳を揺るがす衝撃の問題作。
誕生 | (1947-01-22) 1947年1月22日(73歳)福岡県小郡市 |
職業 | 小説家・精神科医 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 1975年 - |
ジャンル | 医療・サスペンス |
代表作 | 『閉鎖病棟』(1994年)『エンブリオ』(2002年) |
主な受賞歴 | 吉川英治文学新人賞(1992年)山本周五郎賞(1995年)柴田錬三郎賞( |