屋根をかける人
門井 慶喜
明治38年に来日し、建築家、実業家として活躍したアメリカ人、W・M・ヴォーリズ。彼は日米開戦の前夜、日本にとどまり帰化することを選んだ。そこには華族の身分を捨てて自分と結婚してくれた妻や、長年彼を温かく受け入れた近江の人々への強い想いがあった。終戦を迎え、ヴォーリズは天皇制存続を左右する、ある重要な政治的局面に関わることに。“ふたつの祖国”を持つ彼だからこそ成し得た、戦後日本のための決断とはー。
誕生 | (1971-11-02) 1971年11月2日(48歳) 日本 埼玉県羽 |
職業 | 小説家推理作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士 |
最終学歴 | 同志社大学文学部文化学科文化史学専攻 |
活動期間 | 2003年 - |
ジャンル | 小説、評論 |
主な受賞歴 | オール讀物推理小説新人賞(2003年)直木三十五賞(2018年) |
デビュー作 | 「キッドナッパーズ」(2003年) |