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家康、江戸を建てる

門井慶喜

「北条家の旧領関東二百四十万石を差し上げよう」天正十八年、落ちゆく小田原城を眺めながら、関白・豊臣秀吉は徳川家康に囁いた。その真意は、水びたしの低湿地ばかりが広がる土地と、豊饒な現在の所領、駿河、遠江、三河、甲斐、信濃との交換であった。愚弄するかのような要求に家臣団が激怒する中、なぜか家康はその国替え要求を受け入れた…。ピンチをチャンスに変えた究極の天下人の、面目躍如の挑戦を描く快作誕生!

門井慶喜

門井 慶喜(かどい よしのぶ、1971年11月2日 -)は、日本の小説家、推理作家。 群馬県桐生市生まれ。同志社大学文学部文化学科文化史学専攻(現・文学部文化史学科)卒業。 == 略歴 == 出生は群馬県だが、3歳のときに転居した栃木県宇都宮市で育つ。宇都宮市立城山東小学校から宇都宮市立国本中央小学校を経て、宇都宮市立国本中学校、栃木県立宇都宮東高等学校、同志社大学文学部文化学科文化史学専攻(現・文学部文化史学科)卒業。 大学卒業後、1994年から2001年まで宇都宮市にキャンパスのある帝京大学理工学部で職員として勤務。初めて文学賞に応募したのは2000年の創元推理短編賞。 2003年「キッドナッパーズ」で第42回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。
誕生(1971-11-02) 1971年11月2日(48歳) 日本 埼玉県羽
職業小説家推理作家
言語日本語
国籍日本
教育学士
最終学歴同志社大学文学部文化学科文化史学専攻
活動期間2003年 -
ジャンル小説、評論
主な受賞歴オール讀物推理小説新人賞(2003年)直木三十五賞(2018年)
デビュー作「キッドナッパーズ」(2003年)