心中しぐれ吉原
山本兼一
心がずきずき疼きやがる。桜が満開のころだった。女房が男と心中した。惚れあって夫婦になったあいつが、よその男と心中するなんて…おれを裏切っていたのか、それとも無理に殺されたのか?あの男がすることなら、なにをされても嬉しくて、身も心も、奥から歓びがあふれてくる。わっちは、文七さんにとんでもなく惚れ込んでしまった。最後の恋愛時代小説。
誕生 | (1956-07-23) 1956年7月23日京都市 |
死没 | (2014-02-13) 2014年2月13日(57歳没)京都市 |
職業 | 小説家 |
教育 | 学士 |
最終学歴 | 同志社大学文学部 |
活動期間 | 2002年 - 2014年 |
ジャンル | 時代小説、歴史小説 |
代表作 | 『火天の城』『利休にたずねよ』 |
主な受賞歴 | 松本清張賞(2004年)直木賞(2009年) |