雷神の筒
山本兼一
織田信長はなぜ覇者になれたのか。若き日の信長に鉄炮を指南し、最強の鉄炮衆を創り上げた男の存在抜きには語れない。橋元一巴。初めは民を守るために鉄炮の改良と応用に打ち込んだ。塩硝のルートを求めて種子島に飛び、好敵手・雑賀孫市と出会う。主君が覇道を邁進する一方、悩みを深めた。疎まれつつも仕え続けた一巴の生涯を通じ、信長の天下布武への道を鮮やかに描いた斬新な長篇戦国絵巻。
誕生 | (1956-07-23) 1956年7月23日京都市 |
死没 | (2014-02-13) 2014年2月13日(57歳没)京都市 |
職業 | 小説家 |
教育 | 学士 |
最終学歴 | 同志社大学文学部 |
活動期間 | 2002年 - 2014年 |
ジャンル | 時代小説、歴史小説 |
代表作 | 『火天の城』『利休にたずねよ』 |
主な受賞歴 | 松本清張賞(2004年)直木賞(2009年) |