cover

U

皆川 博子

1915年、ドイツ。第一次世界大戦ー。イギリスを中心とする連合国に追い詰められたドイツ帝国海軍は、Uボートに捕虜救出作戦を命じた。敵の機雷網や爆雷を潜り抜け、決死の作戦を完遂できるか。英仏海峡を越える任務に命を懸けた兵士たちの矜持。1613年、オスマン帝国。中世ヨーロッパー。最後の輝きを見せるオスマン帝国で、豪華絢爛な宮廷生活をおくる王に、捕らわれた少年。母国語を奪われ、イスラム教徒へと強制改宗させられながらも、遠き故郷への帰還をあきらめない少年兵の運命。滅びゆくオスマン帝国と、黄昏のドイツ帝国Uボート。“数奇な運命”に翻弄される若者たちの物語。

皆川 博子

皆川 博子(みながわ ひろこ、1929年12月8日あるいは1930年1月2日 -)は、日本の小説家。様々なジャンルにわたる創作活動を行うが、中井英夫や赤江瀑などの作家への敬愛から生まれた幻想文学、または幻想的なミステリにおいて知られる。 父は正心調息法の創始者の医師で、心霊研究者でもあった塩谷信男。父の影響で幼少期に霊媒をさせられたこともあるという。弟に北里大学医学部名誉教授の塩谷信幸、伝奇・SF作家の塩谷隆志、 又従弟に脚本家・演出家の福田陽一郎がいる。木崎さと子は従妹で、少女時代に文学教育をほどこした。 == 来歴・人物 == 朝鮮京城出身。東京女子大学外国語科英文学専攻中退。
誕生1929年12月8日あるいは1930年1月2日 日本統治下朝鮮・京城府(
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴東京女子大学外国語科英文学専攻中退[1]
活動期間1972年 -
ジャンル幻想小説、推理小説
主な受賞歴学研児童文学賞(1970年)小説現代新人賞(1973年)日本推理作家協会
デビュー作『海と十字架』(1972年)
親族塩谷信男(父)塩谷信幸(弟)塩谷隆志(弟)福田陽一郎(又従弟)木崎さと子