薔薇密室
皆川博子
第一次大戦下のドイツ・ポーランド国境近く。脱走兵コンラートは古い僧院に身を寄せる。そこでは所有者のホフマン博士が、人間と薔薇を融合させる常軌を逸した実験を行なっていた。コンラートはある思惑のもと、博士に協力を申し出る…。そして十数年後、ナチス・ドイツの弾圧から逃れたポーランド人の少女ミルカが見た、僧院の恐るべき真実とは?戦争と美への欲求という人間の深い業を流麗な筆致で描く歴史ミステリ。
誕生 | 1929年12月8日あるいは1930年1月2日 日本統治下朝鮮・京城府( |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 東京女子大学外国語科英文学専攻中退[1] |
活動期間 | 1972年 - |
ジャンル | 幻想小説、推理小説 |
主な受賞歴 | 学研児童文学賞(1970年)小説現代新人賞(1973年)日本推理作家協会 |
デビュー作 | 『海と十字架』(1972年) |
親族 | 塩谷信男(父)塩谷信幸(弟)塩谷隆志(弟)福田陽一郎(又従弟)木崎さと子 |