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硝子の葦

桜木 紫乃

道東・釧路で『ホテルローヤル』を営む幸田喜一郎が交通事故で意識不明の重体となった。年の離れた夫を看病する妻・節子の平穏な日常にも亀裂が入り、闇が溢れ出すー。彼女が愛人関係にある澤木とともに、家出した夫の一人娘を探し始めると、次々と謎に直面する。短歌仲間の家庭に潜む秘密、その娘の誘拐事件、長らく夫の愛人だった母の失踪…。驚愕の結末を迎える傑作ミステリー。

桜木 紫乃

桜木 紫乃(さくらぎ しの、1965年4月19日 - )は、日本の小説家、詩人。北海道釧路市生まれ。江別市在住。 == 経歴・人物 == 釧路市立北中学校卒業。北海道釧路東高等学校卒業。中学生の時に原田康子の『挽歌』に出会い文学に目覚める。高校時代は文芸クラブに所属。高校卒業後、裁判所でタイピストとして勤めたが、24歳で結婚して退職し、専業主婦となる。
誕生(1965-04-19) 1965年4月19日(55歳) 北海道釧路市
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴北海道釧路東高等学校卒業
活動期間2007年 -
ジャンル小説
代表作『ラブレス』『ホテルローヤル』
主な受賞歴オール讀物新人賞(2002年)島清恋愛文学賞(2013年)直木三十五賞(
デビュー作『氷平線』
配偶者あり
子供2人