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守教

帚木蓬生

九州の筑後領高橋村。この小さな村の大庄屋と百姓たちは、キリスト教の信仰を守るため命を捧げた。戦国期から明治まで三百年。実りの秋も雪の日も、祈り信じ教えに涙する日々。「貧しい者に奉仕するのは、神に奉仕するのと同じ」イエズスの言葉は村人の胸に沁み通り、恩寵となり、生きる力となった。宣教師たちは諸国を歩き、信仰は広がると思われたが、信長の横死を機に逆風が吹き始める。

帚木蓬生

帚木 蓬生(ははきぎ ほうせい、1947年1月22日 -)は、日本の小説家、精神科医。福岡県小郡市生まれ。 東京大学文学部仏文科卒、九州大学医学部卒。ペンネームは、『源氏物語』五十四帖の巻名「帚木(ははきぎ)」と「{{読み仮名_ruby不使用蓬生|よもぎう}}」から。本名は森山 成彬(もりやま なりあきら)。 == 経歴 == 東京大学仏文科時代は剣道部員、卒業後TBSに勤務。2年後に退職し、九州大学医学部を経て精神科医に。その傍らで執筆活動に励む。
誕生(1947-01-22) 1947年1月22日(73歳)福岡県小郡市
職業小説家・精神科医
国籍日本
活動期間1975年 -
ジャンル医療・サスペンス
代表作『閉鎖病棟』(1994年)『エンブリオ』(2002年)
主な受賞歴吉川英治文学新人賞(1992年)山本周五郎賞(1995年)柴田錬三郎賞(