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銀河鉄道の父

門井慶喜

第158回直木賞受賞作、待望の文庫化! 『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』など数多くの傑作を残してきた宮沢賢治。 清貧なイメージで知られる彼だが、その父・政次郎の目を通して語られる彼はひと味違う。 家業の質屋は継ぎたがらず、「本を買いたい」「製飴工場をつくってみたい」など理由をつけては、政次郎に金を無心する始末。 普通の父親なら、愛想を尽かしてしまうところ。 しかし、そんなドラ息子の賢治でも、政次郎は愛想を尽かさずに、ただ見守り続ける。 その裏には、厳しくも優しい“父の愛”があった。やがて、賢治は作家としての活動を始めていくことになるが――。 天才・宮沢賢治を、父の目線から描いた究極の一冊。

門井慶喜

門井 慶喜(かどい よしのぶ、1971年11月2日 -)は、日本の小説家、推理作家。 群馬県桐生市生まれ。同志社大学文学部文化学科文化史学専攻(現・文学部文化史学科)卒業。 == 略歴 == 出生は群馬県だが、3歳のときに転居した栃木県宇都宮市で育つ。宇都宮市立城山東小学校から宇都宮市立国本中央小学校を経て、宇都宮市立国本中学校、栃木県立宇都宮東高等学校、同志社大学文学部文化学科文化史学専攻(現・文学部文化史学科)卒業。 大学卒業後、1994年から2001年まで宇都宮市にキャンパスのある帝京大学理工学部で職員として勤務。初めて文学賞に応募したのは2000年の創元推理短編賞。 2003年「キッドナッパーズ」で第42回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。
誕生(1971-11-02) 1971年11月2日(48歳) 日本 埼玉県羽
職業小説家推理作家
言語日本語
国籍日本
教育学士
最終学歴同志社大学文学部文化学科文化史学専攻
活動期間2003年 -
ジャンル小説、評論
主な受賞歴オール讀物推理小説新人賞(2003年)直木三十五賞(2018年)
デビュー作「キッドナッパーズ」(2003年)