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ホテルローヤル

桜木紫乃

北国の湿原を背にするラブホテル。生活に諦念や倦怠を感じる男と女は“非日常”を求めてその扉を開く―。恋人から投稿ヌード写真の撮影に誘われた女性事務員。貧乏寺の維持のために檀家たちと肌を重ねる住職の妻。アダルト玩具会社の社員とホテル経営者の娘。ささやかな昴揚の後、彼らは安らぎと寂しさを手に、部屋を出て行く。人生の一瞬の煌めきを鮮やかに描く全7編。第149回直木賞受賞作。

桜木紫乃

桜木 紫乃(さくらぎ しの、1965年4月19日 - )は、日本の小説家、詩人。北海道釧路市生まれ。江別市在住。 == 経歴・人物 == 釧路市立北中学校卒業。北海道釧路東高等学校卒業。中学生の時に原田康子の『挽歌』に出会い文学に目覚める。高校時代は文芸クラブに所属。高校卒業後、裁判所でタイピストとして勤めたが、24歳で結婚して退職し、専業主婦となる。
誕生(1965-04-19) 1965年4月19日(55歳) 北海道釧路市
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴北海道釧路東高等学校卒業
活動期間2007年 -
ジャンル小説
代表作『ラブレス』『ホテルローヤル』
主な受賞歴オール讀物新人賞(2002年)島清恋愛文学賞(2013年)直木三十五賞(
デビュー作『氷平線』
配偶者あり
子供2人