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手の中の天秤

桂望実

執行猶予期間が終わった時、犯人を刑務所に入れるかどうかを被害者や遺族が決めることができたとしたら?それを実現する「執行猶予被害者・遺族預かり制度」が施行された社会。新人担当係官の井川は、加害者の反省状況を伝えることで、被害者の痛みや遺族の喪失感を少しでも和らげることができればと考えていたのだが…。大胆な設定をもとに、人を憎むこと、許すこととは何かを描く感動の長編小説。

桂望実

桂 望実(かつら のぞみ、1965年 - )は、日本の小説家。東京都生まれ。大妻女子大学文学部国文科卒業。会社員、フリーライターを経て、2003年、『死日記』で「作家への道!」優秀賞(エクスナレッジ)を受賞し、小説家デビュー。2005年『県庁の星』が映画化され、ベストセラーになる。 == 著作リスト == 死日記(2002年12月 エクスナレッジ / 2006年7月 小学館文庫) ボーイズ・ビー(2004年3月 小学館 / 2007年10月 幻冬舎文庫) 県庁の星(2005年9月 小学館 / 2008年10月 幻冬舎文庫) Lady, Go(2006年7月 幻冬舎 / 2009年8月 幻冬舎文庫) Run! Run! Run!(2006年11月 文藝春秋 / 2009年7月 文春文庫) 明日この手を放しても(2007年6月 新潮社 / 2010年5月 新潮文庫) 女たちの内戦(2007年11月 朝日新聞出版) 【改題】もしも、あと少し、幸せになれるとしたら。
誕生1965年 日本・東京都
職業小説家
最終学歴大妻女子大学文学部国文科卒業
活動期間2003年 -
代表作『県庁の星』(2005年)
主な受賞歴「作家への道!」優秀賞(2003年)
デビュー作『死日記』
公式サイト桂 望実 オフィシャルホームページ