雨のなまえ
窪美澄
女は小さな声で、マリモ、と言ったー。家具ショップで働き、妊娠中の妻と何不自由のない生活を送る悠太郎。ある日店に訪れた女性客と二度目に会った時、彼は関係を持ち、その名を知る。妻の出産が迫るほど、現実から逃げるように、マリモとの情事に溺れていくが…。(「雨のなまえ」)答えのない「現代」を生きることの困難と希望。降りそそぐ雨のように心を穿つ五編の短編集。
誕生 | 1965年 日本 東京都稲城市 |
職業 | 小説家 |
活動期間 | 2009年- |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『ふがいない僕は空を見た』(2010年) |
主な受賞歴 | R-18文学賞(2009年)山本周五郎賞(2011年)山田風太郎賞(20 |
デビュー作 | 「ミクマリ」(2009年) |
子供 | 息子[1] |