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凶犬の眼

柚月裕子

所轄署から田舎の駐在所に異動となった日岡秀一は、穏やかな毎日に虚しさを感じていた。そんななか、懇意のヤクザから建設会社の社長だと紹介された男が、敵対する組長を暗殺して指名手配中の国光寛郎だと確信する。彼の身柄を拘束すれば、刑事として現場に戻れるかもしれない。日岡が目論むなか、国光は自分が手配犯であることを認め「もう少し時間がほしい」と直訴した。男気あふれる国光と接するにつれて、日岡のなかに思いもよらない考えが浮かんでいく…。警察VSヤクザの意地と誇りを賭けた、狂熱の物語。日本推理作家協会賞『孤狼の血』シリーズ最新刊!

柚月裕子

柚月 裕子(ゆづき ゆうこ、1968年5月12日 - )は、日本の小説家・推理作家。岩手県釜石市出身。山形県山形市在住。釜石応援ふるさと大使。 == 来歴 == 岩手県釜石市の出身で、小学2年生から5年生までの間は盛岡市で過ごし、盛岡市立山岸小学校で学んだ。子どもの頃は転勤族で小学校を3回変わるなど、岩手県内をあちこち転校していたという。少女時代からシャーロック・ホームズシリーズに親しむ。成人するまでは岩手県で過ごし、高校卒業後に父の転勤に伴って山形県山形市に転居。
誕生(1968-05-12) 1968年5月12日(52歳) 日本・岩手県
職業小説家、推理作家
言語日本語
国籍日本
活動期間2009年 -
ジャンル推理小説
主な受賞歴『このミステリーがすごい!』大賞(2008年)大藪春彦賞(2013年)日
デビュー作『臨床真理』(2009年)