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慈雨

柚月 裕子

警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。旅先で知った少女誘拐事件は、16年前に自らが捜査にあたった事件に酷似していた。手掛かりのない捜査状況に悩む後輩に協力しながら、神場の胸には過去の事件への悔恨があった。場所を隔て、時を経て、世代をまたぎ、織り成される物語。事件の真相、そして明らかになる事実とは。安易なジャンル分けを許さない、芳醇たる味わいのミステリー。

柚月 裕子

柚月 裕子(ゆづき ゆうこ、1968年5月12日 - )は、日本の小説家・推理作家。岩手県釜石市出身。山形県山形市在住。釜石応援ふるさと大使。 == 来歴 == 岩手県釜石市の出身で、小学2年生から5年生までの間は盛岡市で過ごし、盛岡市立山岸小学校で学んだ。子どもの頃は転勤族で小学校を3回変わるなど、岩手県内をあちこち転校していたという。少女時代からシャーロック・ホームズシリーズに親しむ。成人するまでは岩手県で過ごし、高校卒業後に父の転勤に伴って山形県山形市に転居。
誕生(1968-05-12) 1968年5月12日(52歳) 日本・岩手県
職業小説家、推理作家
言語日本語
国籍日本
活動期間2009年 -
ジャンル推理小説
主な受賞歴『このミステリーがすごい!』大賞(2008年)大藪春彦賞(2013年)日
デビュー作『臨床真理』(2009年)