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夏化粧

池上永一

島の豆腐屋で働く津奈美はシングルマザー。産婆のオバァのかけたまじないのせいで、息子の姿を他人に見えなくさせられてしまった。まじないを解くためには、息子にかけた七つの願いを他人から奪わなければならないと知り、津奈美は決死の覚悟で陰の世界に飛び込んでいく。願いを奪うとはどういうことなのか。息子にかけた最後の願いとは何か?石垣島の自然と島の伝承を舞台に、若き母親が孤軍奮闘する壮絶な愛の物語。

池上永一

池上 永一(いけがみ えいいち、1970年5月24日 - )は、日本の小説家。沖縄県出身。那覇市に生まれ、3歳より中学卒業まで石垣島で育つ。本名は又吉真也。血液型はO型。沖縄県立開邦高等学校卒業、早稲田大学人間科学部人間健康科学科催眠専攻中退。 1994年、早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で第6回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し活動開始。1998年、『風車祭(カジマヤー)』が直木賞候補となる。
誕生又吉 真也 (1970-05-24) 1970年5月24日(50歳) 沖
職業小説家
活動期間1994年 -
主題小説
主な受賞歴日本ファンタジーノベル大賞(1994年)山田風太郎賞(2017年)
デビュー作『バガージマヌパナス』(1994年)