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論語知らずの論語読み

阿川 弘之

二千数百年前の中国の古典『論語』。余りにも有名であるけれど、きちんと読んだ人は、どのくらいいるだろう。ならば、孔子にならい、我流の読み方をしてみようと、阿川弘之が、悪友・遠藤周作、三浦朱門、吉行淳之介、北杜夫等との珍談奇行の交友録をまじえて、世相風俗万般をにがりのきいた独特のユーモアで綴った快エッセイ。論語を知らない人も、ちょっと論語を楽しめる一冊。

阿川 弘之

阿川 弘之(あがわ ひろゆき、1920年(大正9年)12月24日 - 2015年(平成27年)8月3日)は、日本の小説家、評論家。 広島県名誉県民。日本芸術院会員。日本李登輝友の会名誉会長。文化勲章受章。代表作に、『春の城』『雲の墓標』のほか、大日本帝国海軍提督を描いた3部作(海軍提督三部作)『山本五十六』『米内光政』『井上成美』など。 法学者の阿川尚之は長男、タレント・エッセイストの阿川佐和子は長女。 == 経歴 == 自身は『私の履歴書』では、〔私の「履歴」を一と言で記せば、「地方の平凡な中流家庭に生まれ、小学校から大学まで、ごく平坦平凡な学生生活を送り、戦争中は海軍に従軍して多少の辛酸を嘗めたが、戦後間もなく志賀直哉の推輓により文壇に登場、以来作家としてこんにちに至る」、これだけである〕と回顧している。
誕生(1920-12-24) 1920年12月24日 日本・広島県広島市
死没(2015-08-03) 2015年8月3日(94歳没)
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育学士(文学)
最終学歴東京帝国大学国文科
活動期間1952年 - 2013年
ジャンル小説随筆
文学活動第三の新人
代表作『春の城』(1952年)『雲の墓標』(1956年)『山本五十六』(196
主な受賞歴読売文学賞(1953年・2002年)新潮社文学賞(1966年)日本芸術院
デビュー作『春の城』(1952年)
子供阿川尚之(長男)阿川佐和子(長女)
親族阿川甲一(父) 増田清(義父)