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わたしの芭蕉

加賀 乙彦

本書の第一部では芭蕉の句を詠む姿を追う。度重なる推敲の過程をたどり、満足すべき表現に到達する姿の感動を記した。第二部は、深い愛着の心で自然や人事と交わる芭蕉の姿を見る。そして第三部では、芭蕉の人生行路に注目しつつ、俳句をちりばめた紀行や豊かな俳味を持つ俳文の世界を味わう。奥深い芭蕉の世界にふれる喜びが伝わる一冊。古典に深く親しんできた作家が、芭蕉の句を読み解きながら、日本語の豊かさ、人の生き方、老いと死の迎え方を伝える名エッセイ。
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加賀 乙彦

加賀 乙彦(かが おとひこ、男性、1929年4月22日 - )は、日本の小説家、医学者(犯罪心理学)、精神科医。勲等は旭日中綬章。学位は医学博士(東京大学・1960年)。日本芸術院会員、文化功労者。本名は小木 貞孝(こぎ さだたか)。本名でも著作がある。 東京大学医学部助手、東京大学医学部脳研究所助手、東京拘置所医務部技官、パリ大学サンタンヌ病院医師、北仏サンヴナン病院医師、東京大学医学部附属病院精神科助手、東京医科歯科大学医学部助教授、上智大学文学部教授などを歴任した。 == 来歴 == === 生い立ち === 1929年、東京府東京市芝区三田に生まれ、東京市淀橋区西大久保(現・東京都新宿区歌舞伎町)に育つ。
誕生小木 貞孝(こぎ さだたか) (1929-04-22) 1929年4月2
職業小説家医学者精神科医
言語日本語
国籍日本
教育医学博士(東京大学・1960年)
最終学歴東京大学医学部卒業
活動期間1967年 -
ジャンル小説
代表作『フランドルの冬』 (1967年)『帰らざる夏』(1973年)『宣告』(
主な受賞歴芸術選奨新人賞(1968年)谷崎潤一郎賞(1973年)日本文学大賞(19
デビュー作『フランドルの冬』 (1967年)
子供加賀真帆(娘)
親族野上八十八(祖父)小木孝次(父)
公式サイト加賀乙彦オフィシャルブログ