死霊(1)
埴谷 雄高
晩夏酷暑の或る日、郊外の風癲病院の門をひとりの青年がくぐる。青年の名は三輪与志、当病院の若き精神病医と自己意識の飛躍をめぐって議論になり、真向う対立する。三輪与志の渇し求める“虚体”とは何か。三輪家四兄弟がそれぞれのめざす窮極の“革命”を語る『死霊』の世界。全宇宙における“存在”の秘密を生涯かけて追究した傑作。序曲にあたる一章から三章までを収録。日本文学大賞受賞。
誕生 | 般若 豊(はんにゃ ゆたか)1909年12月19日 日本・台湾新竹 |
死没 | (1997-02-19) 1997年2月19日(87歳没) 日本・東京都 |
墓地 | 青山墓地 |
職業 | 評論家、作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 日本大学中退 |
活動期間 | 1939年 - 1997年 |
主題 | 小説、評論 |
文学活動 | 第一次戦後派 |
代表作 | 『不合理ゆえに吾信ず』(1950年)『虚空』(1960年)『闇のなかの黒 |
主な受賞歴 | 谷崎潤一郎賞(1970年)日本文学大賞(1976年)藤村記念歴程賞(19 |
デビュー作 | 『不合理ゆえに吾信ず』(1950年) |
配偶者 | あり |