cover

抵抗都市

佐々木 譲

日露戦争終結から十一年たった、大正五年。ロシア統治下の東京で、身元不明の変死体が発見された。警視庁刑事課の特務巡査・新堂は、西神田署の巡査部長・多和田と組んで捜査を開始する。だがその矢先、警視総監直属の高等警察と、ロシア統監府保安課の介入を受ける。そして、死体の背後に、国を揺るがす陰謀が潜んでいることを知るー。警察小説の旗手として不動の人気を誇る著者が「今の日本への問題意識を示すために、この舞台を選んだ」と語る、圧巻の歴史改変警察小説。

佐々木 譲

佐々木 譲(ささき じょう、1950年3月16日 -)は、日本の作家。本名は同じ漢字で「ささき ゆずる」と読む。東京農業大学客員教授。 == 経歴 == 北海道夕張市生まれ。北海道中標津町在住。北海道札幌月寒高等学校卒業。美術系大学への進学を断念したのち、京都や東京などで溶接工、自動車組立て工などのアルバイト生活を続ける。その後広告代理店や本田技研で広告関連の仕事に従事、1979年「鉄騎兵、跳んだ」で文藝春秋「オール讀物新人賞」を受賞し、作家デビュー。
誕生(1950-03-16) 1950年3月16日(70歳)北海道夕張市
職業小説家
国籍日本
活動期間1979年 -
ジャンル冒険小説・時代小説・警察小説
代表作『エトロフ発緊急電』(1989年)『警官の血』(2007年)
主な受賞歴オール讀物新人賞(1979年)山本周五郎賞(1989年)日本推理作家協会
デビュー作『鉄騎兵、跳んだ』(1979年)