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春山入り

青山 文平

藩命により友を斬るための刀を探す武士の胸中を描く「春山入り」。小さな道場を開く浪人が、ふとしたことで介抱した行き倒れの痩せ侍。その侍が申し出た刀の交換と、劇的な結末を描く「三筋界隈」。城内の苛めで病んだ若侍が初めて人を斬る「夏の日」。他に、「半席」「約定」「乳房」等、踏み止まるしかないその場処でもがき続ける者たちの姿と人生の岐路を刻む本格時代小説の名品。

青山 文平

青山 文平(あおやま ぶんぺい、1948年12月3日 - )は、日本の小説家。神奈川県横浜市出身。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。 == 経歴 == 経済関係の出版社に18年勤務した後、1992年からライターとなる。 1992年、「俺たちの水晶宮」で第18回中央公論新人賞を受賞(影山雄作名義)。その後、一旦創作活動を休止。 2011年、青山文平名義の「白樫の樹の下で」で第18回松本清張賞を受賞しデビュー。 2014年、『鬼はもとより』で第152回直木三十五賞候補。
誕生(1948-12-03) 1948年12月3日(71歳) 神奈川県横浜市
職業小説家
言語日本語
最終学歴早稲田大学政治経済学部経済学科
活動期間1994年 -
代表作『鬼はもとより』(2014年)『つまをめとらば』(2015年)
主な受賞歴中央公論新人賞(1992年)松本清張賞(2011年)大藪春彦賞(2014
デビュー作『俺たちの水晶宮』(1994年)