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鬼はもとより

青山文平

どの藩の経済も傾いてきた宝暦八年、奥脇抄一郎は江戸で表向きは万年青売りの浪人、実は藩札の万指南である。戦のないこの時代、最大の敵は貧しさ。飢饉になると人が死ぬ。各藩の問題解決に手を貸し、経験を積み重ねるうちに、藩札で藩経済そのものを立て直す仕法を摸索し始めた。その矢先、ある最貧小藩から依頼が舞い込む。剣が役に立たない時代、武家はどういきるべきか!?

青山文平

青山 文平(あおやま ぶんぺい、1948年12月3日 - )は、日本の小説家。神奈川県横浜市出身。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。 == 経歴 == 経済関係の出版社に18年勤務した後、1992年からライターとなる。 1992年、「俺たちの水晶宮」で第18回中央公論新人賞を受賞(影山雄作名義)。その後、一旦創作活動を休止。 2011年、青山文平名義の「白樫の樹の下で」で第18回松本清張賞を受賞しデビュー。 2014年、『鬼はもとより』で第152回直木三十五賞候補。
誕生(1948-12-03) 1948年12月3日(71歳) 神奈川県横浜市
職業小説家
言語日本語
最終学歴早稲田大学政治経済学部経済学科
活動期間1994年 -
代表作『鬼はもとより』(2014年)『つまをめとらば』(2015年)
主な受賞歴中央公論新人賞(1992年)松本清張賞(2011年)大藪春彦賞(2014
デビュー作『俺たちの水晶宮』(1994年)