球道恋々
木内 昇
金なし、地位なし、才能なしーなのに、幸せな男の物語。時は明治39年。業界紙編集長を務める宮本銀平に、母校・一高野球部から突然コーチの依頼が舞い込んだ。万年補欠の俺に何故?と訝しむのもつかの間、後輩を指導するうちに野球熱が再燃し、周囲の渋面と嘲笑をよそに野球狂の作家・押川春浪のティームに所属。そこへ大新聞が「野球害毒論」を唱えだし、銀平たちは憤然と立ち上がるー。明治球児の熱気と人生の喜びを描く痛快作。
誕生 | 1967年 日本・東京都 |
職業 | 小説家、編集者 |
国籍 | 日本 |
ジャンル | 時代小説 |
主題 | 2004年 - |
代表作 | 『漂砂のうたう』(2010年)『櫛挽道守』(2013年) |
主な受賞歴 | 早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞(2009年)直木三十五賞(2011年)中央 |
デビュー作 | 『新選組幕末の青嵐』(2004年) |