櫛挽道守
木内昇
神業と称えられる櫛職人の父。家を守ることに心を砕く母。村の外に幸せを求める妹。才を持ちながら早世した弟。そして、櫛に魅入られた長女・登瀬。幕末、木曽山中。父の背を追い、少女は職人を目指す。家族とはなにか。女の幸せはどこにあるのか。一心に歩いた道の先に深く静かな感動が広がる長編時代小説。黒船来航、桜田門外の変、皇女和宮の降嫁…時代の足音を遠くに聞きながら、それぞれの願いを胸に生きた家族の喜びと苦難の歴史。
誕生 | 1967年 日本・東京都 |
職業 | 小説家、編集者 |
国籍 | 日本 |
ジャンル | 時代小説 |
主題 | 2004年 - |
代表作 | 『漂砂のうたう』(2010年)『櫛挽道守』(2013年) |
主な受賞歴 | 早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞(2009年)直木三十五賞(2011年)中央 |
デビュー作 | 『新選組幕末の青嵐』(2004年) |