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鮪立の海

熊谷 達也

宮城県北、三陸海岸の入江にたたずむ町「仙河海」(せんがうみ)。のちに遠洋マグロ漁業で栄えるこの地で、大正十四年に生まれた菊田守一は、「名船頭」として名を馳せた祖父や父のようになることを夢みていた。いつか自分の船で太平洋の大海原に乗り出してカツオの群を追いかけたいー。米軍の艦上戦闘機グラマンとの戦い、敗戦からの復興…。著者ライフワーク「仙河海」サーガの最新作。三陸の海辺には、どんな日常があったのかー。

熊谷 達也

熊谷 達也(くまがい たつや、1958年4月25日 - )は、日本の小説家。東京電機大学理工学部卒業。 == 来歴・人物 == 宮城県仙台市出身。宮城県佐沼高等学校、東京電機大学理工学部数理学科卒。卒業後、埼玉県と宮城県気仙沼中学校で公立中学校の数学教諭を8年間勤める。その後、宮城県に帰り、保険代理店業を経て1997年『ウエンカムイの爪』で作家としてデビューする。2011年震災当時も2013年現在も仙台市在住。 2004年、『相剋の森』から始まり『氷結の森』で終わるマタギ3部作の第2作『邂逅の森』で、初の山本周五郎賞と直木賞のダブル受賞を果たす。
誕生(1958-04-25) 1958年4月25日(62歳) 日本・宮城県仙
職業作家
国籍日本
最終学歴東京電機大学理工学部
活動期間1997年 -
ジャンル小説
代表作『邂逅の森』(2004年)
主な受賞歴小説すばる新人賞(1997年)新田次郎文学賞(2000年)山本周五郎賞(
デビュー作『ウエンカムイの爪』(1997年)