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まほろばの疾風(かぜ)

熊谷達也

時は八世紀末。東北には、大和朝廷に服従しない誇り高い人々がいた。かれら蝦夷は農耕のために土地に縛られるのではなく、森の恵みを受け大自然と共生しながら自由に暮らしていた。だが、その平和も大和軍の侵攻によって破られる。そして、一人の男が蝦夷の独立を賭け、強大な侵略者に敢然と戦いを挑んだ。彼の名はアテルイ。北の森を疾風のように駆け抜けた英雄の生涯を描く壮大な叙事詩。

熊谷達也

熊谷 達也(くまがい たつや、1958年4月25日 - )は、日本の小説家。東京電機大学理工学部卒業。 == 来歴・人物 == 宮城県仙台市出身。宮城県佐沼高等学校、東京電機大学理工学部数理学科卒。卒業後、埼玉県と宮城県気仙沼中学校で公立中学校の数学教諭を8年間勤める。その後、宮城県に帰り、保険代理店業を経て1997年『ウエンカムイの爪』で作家としてデビューする。2011年震災当時も2013年現在も仙台市在住。 2004年、『相剋の森』から始まり『氷結の森』で終わるマタギ3部作の第2作『邂逅の森』で、初の山本周五郎賞と直木賞のダブル受賞を果たす。
誕生(1958-04-25) 1958年4月25日(62歳) 日本・宮城県仙
職業作家
国籍日本
最終学歴東京電機大学理工学部
活動期間1997年 -
ジャンル小説
代表作『邂逅の森』(2004年)
主な受賞歴小説すばる新人賞(1997年)新田次郎文学賞(2000年)山本周五郎賞(
デビュー作『ウエンカムイの爪』(1997年)