cover

ロゴスの市

乙川優三郎

1980年、大学のキャンパスで弘之と悠子は出会った。せっかちな悠子と、のんびり屋の弘之は語学を磨き、同時通訳と翻訳家の道へ。悠子は世界中を飛び回り、弘之は美しい日本語を求めて書斎へ籠もった。二人は言葉の海で格闘し、束の間、愛し合うが、どうしようもなくすれ違う。時は流れ、55歳のベテラン翻訳家になった弘之に、ある日衝撃的な手紙が届く。切なく狂おしい意表をつく愛の形とは?第23回島清恋愛文学賞受賞作!

乙川優三郎

乙川 優三郎(おとかわ ゆうざぶろう、1953年2月17日 - )は、日本の小説家。本名島田 豊。 == 来歴・人物 == 東京都生まれ。生後すぐに千葉県に移る。千葉県立国府台高等学校卒。 ホテル・観光業の専門学校卒業後、国内外のホテルに勤務。会社経営や機械翻訳の下請を経て、作家になる。この間に、酔った勢いで書いた小説が最終選考に残ったことから小説を書き始めた、という逸話がある。
誕生(1953-02-17) 1953年2月17日(67歳)
職業小説家
国籍日本
活動期間1996年 -
ジャンル時代小説
代表作『五年の梅』(2001年)『生きる』(2002年)『脊梁山脈』(2013
主な受賞歴オール讀物新人賞(1996年)時代小説大賞(1997年)山本周五郎賞(2
デビュー作『連鎖』