五年の梅
乙川 優三郎
友を助けるため、主君へ諌言をした近習の村上助之丞。蟄居を命ぜられ、ただ時の過ぎる日々を生きていたが、ある日、友の妹で妻にとも思っていた弥生が、頼れる者もない不幸な境遇にあると耳にしー「五年の梅」。表題作の他、病の夫を抱えた小間物屋の内儀、結婚を二度もしくじった末に小禄の下士に嫁いだ女など、人生に追われる市井の人々の転機を鮮やかに描く。生きる力が湧く全五篇。
誕生 | (1953-02-17) 1953年2月17日(67歳) |
職業 | 小説家 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 1996年 - |
ジャンル | 時代小説 |
代表作 | 『五年の梅』(2001年)『生きる』(2002年)『脊梁山脈』(2013 |
主な受賞歴 | オール讀物新人賞(1996年)時代小説大賞(1997年)山本周五郎賞(2 |
デビュー作 | 『連鎖』 |