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赤い糸
出久根達郎
「やっぱり、おめえだった。二十年ぶりだ。忘れちゃいないーおれは財布から紙包みを取りだした。赤い糸をつまみ上げると、「ほら」とおめえの目の前に垂らした。おめえが、わっ、と泣きだした。(赤い糸)」小気味よい江戸言葉にのせて鮮かに描く11の人情ばなし。
出久根達郎
出久根 達郎(でくね たつろう、1944年3月31日 - ) は日本の小説家、随筆家。茨城県行方郡北浦町(現:行方市)生まれ。 == 人物 == 中学卒業後集団就職で上京し、月島の古書店に勤める。1973年独立し、杉並区で古書店「芳雅堂」を営む。そのかたわらで作家デビュー。1990年「無明の蝶」「猫じゃ猫じゃ」「四人め」「とろろ」で直木賞候補。1992年に『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞。1993年に『佃島ふたり書房』で第108回直木賞。
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