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わけあり師匠事の顛末 物書同心居眠り紋蔵

佐藤 雅美

手習塾市川堂の男座の師匠を務める、青野又五郎を目の当たりにした安芸広島浅野家の奥女中の奥林千賀子は、「わたしを騙したんですね」と言い放つ。この男女を放っておけない南町奉行所の同心、藤木紋蔵が持ち込まれる厄介事をさばきながらたどりついた二人の事の顛末は?シリーズ随一の静かな“恋物語”誕生。

佐藤 雅美

佐藤 雅美(さとう まさよし、1941年1月14日 - 2019年7月29日)は日本の作家。兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒。直木賞受賞時を含め、1998年途中まで筆名の読みを「さとうまさみ」としていた。 == 略歴 == 大学卒業後、企業に就職するも新人研修が馬鹿馬鹿しくなって3日で退職。1968年、『ヤングレディ』にフリーライターとして採用されるが女性週刊誌に馴染み難く3ヶ月で退社。『週刊ポスト』創刊に記者として参画。その後『週刊サンケイ』記者、フリーライターを経て、小説家となる。
誕生(1941-01-14) 1941年1月14日 兵庫県
死没(2019-07-29) 2019年7月29日(78歳没) 静岡県伊東市
職業作家
言語日本語
国籍日本
最終学歴早稲田大学
活動期間1984年 - 2019年
ジャンル時代小説
主な受賞歴直木三十五賞 1994年 恵比寿屋喜兵衛手控え
デビュー作『大君の通貨』