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知の巨人 荻生徂徠伝

佐藤 雅美

江戸時代中期、儒学の世界を根底から覆した学者、荻生徂徠。幼い頃から書物に親しみ、父の江戸追放で上総に逼塞するも、独学で学問を身につける。その才と学識の深さから柳沢吉保に取り立てられ、徳川吉宗の政治にも影響を与えた。貧困、学者らからの無視、妬み交じりの反撥…どんな苦境にも学問への情熱を絶やさず、近代思想の礎を築いた不屈の天才。彼が追い求めた思想と、その生き様を描いた歴史小説の金字塔。

佐藤 雅美

佐藤 雅美(さとう まさよし、1941年1月14日 - 2019年7月29日)は日本の作家。兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒。直木賞受賞時を含め、1998年途中まで筆名の読みを「さとうまさみ」としていた。 == 略歴 == 大学卒業後、企業に就職するも新人研修が馬鹿馬鹿しくなって3日で退職。1968年、『ヤングレディ』にフリーライターとして採用されるが女性週刊誌に馴染み難く3ヶ月で退社。『週刊ポスト』創刊に記者として参画。その後『週刊サンケイ』記者、フリーライターを経て、小説家となる。
誕生(1941-01-14) 1941年1月14日 兵庫県
死没(2019-07-29) 2019年7月29日(78歳没) 静岡県伊東市
職業作家
言語日本語
国籍日本
最終学歴早稲田大学
活動期間1984年 - 2019年
ジャンル時代小説
主な受賞歴直木三十五賞 1994年 恵比寿屋喜兵衛手控え
デビュー作『大君の通貨』