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美女二万両強奪のからくり 縮尻鏡三郎

佐藤 雅美

捕縛したものを取り調べる仮牢兼調所「大番屋」の元締を勤める鏡三郎が今回遭遇する事件は、町会所の押し込み強盗。町会所とは幕府が貧困や災害時の救恤のため民間に設けさせた機関で、そこから二万両が奪われたという。鏡三郎らは犯人の行方を追うが、事件は幕閣が震撼するスキャンダルへと意外な展開を見せて…。

佐藤 雅美

佐藤 雅美(さとう まさよし、1941年1月14日 - 2019年7月29日)は日本の作家。兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒。直木賞受賞時を含め、1998年途中まで筆名の読みを「さとうまさみ」としていた。 == 略歴 == 大学卒業後、企業に就職するも新人研修が馬鹿馬鹿しくなって3日で退職。1968年、『ヤングレディ』にフリーライターとして採用されるが女性週刊誌に馴染み難く3ヶ月で退社。『週刊ポスト』創刊に記者として参画。その後『週刊サンケイ』記者、フリーライターを経て、小説家となる。
誕生(1941-01-14) 1941年1月14日 兵庫県
死没(2019-07-29) 2019年7月29日(78歳没) 静岡県伊東市
職業作家
言語日本語
国籍日本
最終学歴早稲田大学
活動期間1984年 - 2019年
ジャンル時代小説
主な受賞歴直木三十五賞 1994年 恵比寿屋喜兵衛手控え
デビュー作『大君の通貨』