口は禍いの門
佐藤雅美
病気を治す腕は一流、厄介事を解決する知恵も一流、宗哲の医院は今日も大繁盛だ。今村芳生なる蘭方医が宗哲のもとを訪れ、“本道(内科)に限っては官医に蘭方を禁ずる”という幕府の達しに、激しく不満を述べた。宗哲が相手にしないとみると、漢方医で将軍家御匙の楽真院と老中首座に直談判に行く始末。辟易した楽真院から、今村の口を封じられないか、と相談を受けた宗哲だったが…。人情の機微に触れるシリーズ第3弾。
誕生 | (1941-01-14) 1941年1月14日 兵庫県 |
死没 | (2019-07-29) 2019年7月29日(78歳没) 静岡県伊東市 |
職業 | 作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 早稲田大学 |
活動期間 | 1984年 - 2019年 |
ジャンル | 時代小説 |
主な受賞歴 | 直木三十五賞 1994年 恵比寿屋喜兵衛手控え |
デビュー作 | 『大君の通貨』 |