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落花狼藉

朝井 まかて

戦国の気風が残る、江戸時代初期。葦の生う辺地に、ひとつの町が誕生した。徳川幕府公認の傾城町、吉原だ。公許は得ても、陰で客を奪う歌舞妓の踊子や湯女らに悩まされ、後ろ楯であるはずの奉行所には次々と難題を突きつけられる。遊女屋の女将・花仍は傾城商いの酷と華に惑い、翻弄されながらも、やがて町の大事業に乗り出すー。

朝井 まかて

朝井 まかて(あさい まかて、1959年8月15日 - )は、日本の小説家。女性。大阪府羽曳野市生まれ。甲南女子大学文学部国文学科卒業。ペンネームは沖縄県出身の祖母・新里マカテの名に由来する。 == 略歴 == 広告制作会社でコピーライターとして勤務した後に独立。2006年より大阪文学学校で学ぶ。2008年、『実さえ花さえ』(応募時のタイトルは「実さえ花さえ、その葉さえ」)で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し小説家デビューする。
誕生(1959-08-15) 1959年8月15日(61歳) 日本・大阪府羽
職業小説家
教育学士(文学)
最終学歴甲南女子大学文学部国文学科卒業
活動期間2008年 -
ジャンル時代小説
主な受賞歴小説現代長編新人賞奨励賞(2008年)本屋が選ぶ時代小説大賞2013直木
デビュー作『実さえ花さえ』(2008年)