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先生のお庭番

朝井まかて

出島に薬草園を造りたい。依頼を受けた長崎の植木商「京屋」の職人たちは、異国の雰囲気に怖じ気づき、十五歳の熊吉を行かせた。依頼主は阿蘭陀から来た医師しぼると先生。医術を日本に伝えるため自前で薬草を用意する先生に魅せられた熊吉は、失敗を繰り返しながらも園丁として成長していく。「草花を母国へ運びたい」先生の意志に熊吉は知恵をしぼるが、思わぬ事件に巻き込まれていく。

朝井まかて

朝井 まかて(あさい まかて、1959年8月15日 - )は、日本の小説家。女性。大阪府羽曳野市生まれ。甲南女子大学文学部国文学科卒業。ペンネームは沖縄県出身の祖母・新里マカテの名に由来する。 == 略歴 == 広告制作会社でコピーライターとして勤務した後に独立。2006年より大阪文学学校で学ぶ。2008年、『実さえ花さえ』(応募時のタイトルは「実さえ花さえ、その葉さえ」)で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し小説家デビューする。
誕生(1959-08-15) 1959年8月15日(61歳) 日本・大阪府羽
職業小説家
教育学士(文学)
最終学歴甲南女子大学文学部国文学科卒業
活動期間2008年 -
ジャンル時代小説
主な受賞歴小説現代長編新人賞奨励賞(2008年)本屋が選ぶ時代小説大賞2013直木
デビュー作『実さえ花さえ』(2008年)