水の繭
大島 真寿美/鈴木成一デザイン室
むかしむかしあるところに、私たちが家族だった頃があるー。母と兄、そして父も、私をおいていなくなった。孤独な日常を送っていたとうこのもとに、ある日転がりこんできた従妹の瑠璃。母とともに別居する双子の兄・陸は時々とうこになりかわって暮らすことで、不安定な母の気持ちを落ち着かせていた。近所の廃屋にカフェを作るためにやってきた夫婦や、とうこの祖母。それぞれが大きな喪失を抱えながら、ゆっくり立ち上がっていく、少女とひと夏の物語。
誕生 | (1962-09-19) 1962年9月19日(58歳) 愛知県名古屋市 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 南山短期大学人間関係科 |
活動期間 | 1992年 - 現在 |
主な受賞歴 | 第74回文學界新人賞第161回直木三十五賞 |
デビュー作 | 『宙の家』 |