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折れた竜骨(下)

米澤穂信

自然の要塞であったはずの島で、偉大なるソロンの領主は暗殺騎士の魔術に斃れた。“走狗”候補の八人の容疑者、沈められた封印の鐘、塔上の牢から忽然と消えた不死の青年ーそして、甦った「呪われたデーン人」の襲来はいつ?魔術や呪いが跋扈する世界の中で、推理の力は果たして真相に辿り着くことができるのか?第64回日本推理作家協会賞を受賞した、瞠目の本格推理巨編。

米澤穂信

米澤 穂信(よねざわ ほのぶ、1978年 -)は、日本の小説家、推理作家。岐阜県出身。岐阜県立斐太高等学校、金沢大学文学部卒業。男性。 == 略歴 == 物心ついた頃から漠然と作家業を志すようになる。11歳でハーバート・ジョージ・ウェルズ『宇宙戦争』の続篇という形で二次創作を書き、中学2年生あたりからオリジナルの小説を書き始めた。金沢大学文学部の2年生から、ウェブサイトでネット小説サイト「汎夢殿」(はんむでん)を運営し、作品を発表し始める(デビューが決まった後「汎夢殿」は一旦閉鎖され、これら作品は現在読むことが出来ない)。様々な種類のエンターテイメント作品を書いていたが、大学時代に北村薫の『空飛ぶ馬』、『六の宮の姫君』(東京創元社、1992年)を読み衝撃を受け、ミステリーへの方向性を決める。
誕生1978年(41 - 42歳) 岐阜県
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育学士
最終学歴金沢大学文学部卒業
活動期間2001年 -
ジャンルミステリ推理小説日常の謎学園小説ライトノベル
代表作『〈古典部〉シリーズ』『さよなら妖精』『折れた竜骨』『満願』『王とサーカ
主な受賞歴角川学園小説大賞奨励賞(2001年)日本推理作家協会賞(2011年)山本
デビュー作『氷菓』
公式サイト汎夢殿