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七月に流れる花

恩田 陸

六月という半端な時期に夏流に転校してきたミチル。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、全身緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。逃げ出したミチルの手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城ー夏流城での林間学校への招待状が残されていた。五人の少女との古城での共同生活。少女たちはなぜ城に招かれたのか?長く奇妙な夏が始まった。

恩田 陸

恩田 陸(おんだ りく、本名:熊谷 奈苗(くまがい ななえ)、1964年10月25日 -)は、日本の小説家。女性。青森県青森市生まれ、宮城県仙台市出身。 == 来歴 == 恩田は1964年(昭和39年)10月25日、青森県青森市で生まれ、1966年(昭和41年)ごろに愛知県名古屋市に移住。その後の幼児期を長野県松本市で過ごした。1972年(昭和47年)に富山県富山市に移り、小学2年から5年まで富山市立五番町小学校(現中央小)に通った。1976年(昭和51年)に秋田県秋田市に移り、小学5年の終わりから卒業まで秋田市立旭北小学校に通った。1977年(昭和52年)に仙台市に移り、仙台市立五橋中学校入学時から2年間通った。
誕生熊谷 奈苗(くまがい ななえ) (1964-10-25) 1964年10
職業小説家
言語日本
国籍日本
最終学歴早稲田大学教育学部
活動期間1992年 -
ジャンル推理小説・ファンタジー
代表作『夜のピクニック』(2004年)『ユージニア』(2005年)『蜜蜂と遠雷
主な受賞歴吉川英治文学新人賞(2004年)本屋大賞(2005年)日本推理作家協会賞
デビュー作『六番目の小夜子』(1992年)