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忘れられたワルツ

絲山 秋子

ごめんわたしふつうがわからないの…恋人の鯖江君と別れたわたしは、預言者のおばさんと出会う。彼女が空に投げた音符が奏でるのは「未来の曲」。しかし、その暗く濁ったメロディは、戦争の始まりを告げる「国民保護サイレン」だった…。震災以後の、ふつうがなくなってしまった世界で、あのころより見えるものがあるー不穏に揺らぎながら、美しく輝く七つの“生”に寄り添う傑作短篇集。

絲山 秋子

絲山 秋子(いとやま あきこ、1966年11月22日 - )は、日本の小説家。2006年から群馬県高崎市在住。高崎経済大学非常勤理事および非常勤講師。本名・西平秋子。「絲山」は曽祖父の弁護士・絲山貞規からとった。 == 来歴・人物 == 東京都世田谷区出身。東京都立新宿高等学校、早稲田大学政治経済学部経済学科卒。卒業後、住宅設備機器メーカー営業職として数度の転勤を経験。
誕生西平 秋子(にしひら あきこ)[1] (1966-11-22) 1966
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育経済学士(早稲田大学)
最終学歴早稲田大学政治経済学部[2]
活動期間2003年 -
ジャンル小説
代表作『袋小路の男』(2004年)『沖で待つ』(2006年)『薄情』(2015
主な受賞歴文學界新人賞(2003年)川端康成文学賞(2004年)芸術選奨新人賞(2
デビュー作『イッツ・オンリー・トーク』(2003年)