榎本武揚改版
安部公房
伝説によれば、脱走した三百人の囚人たちははてしない雪原をどこまでも越えて行き、阿寒の山麓あたりに彼等だけの共和国をつくり上げたと言われる。しかし、その後の消息は杳として知られない…。百年をへだてて彼等とその背後にあった榎本武揚を執拗に追う元憲兵、昨日の忠誠と今日の転向のにがい苦しみの中で唯一の救いである榎本は、はたして時代を先どりした先駆者なのか、裏切者なのか。
誕生 | 安部 公房 (あべ きみふさ)1924年3月7日 日本・東京府北豊島郡滝 |
死没 | (1993-01-22) 1993年1月22日(68歳没) 日本・東京都 |
墓地 | 日本・上川霊園 |
職業 | 小説家劇作家演出家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士 (医学) |
最終学歴 | 東京大学医学部卒業 |
活動期間 | 1948年 - 1993年 |
ジャンル | 小説戯曲 |
文学活動 | 第二次戦後派シュルレアリスム |
代表作 | 『壁』 (1951年)『第四間氷期』 (1959年)『砂の女』 (196 |
主な受賞歴 | 戦後文学賞 (1950年)芥川龍之介賞 (1951年)岸田演劇賞 (19 |
デビュー作 | 『終りし道の標べに』 (1948年) |
配偶者 | 安部真知子 (安部真知) (1947年 - 1993年) |
子供 | 安部ねり (長女) |