ちぎれ雲
幸田 文/中沢 けい
「おれが死んだら死んだとだけ思え、念仏一遍それで終る」死の惨さ厳しさに徹し、言葉を押さえて話す病床の父露伴。16歳の折りに炊事一切をやれと命じた厳しい躾の露伴を初めて書いた、処女作品「雑記」、その死をみとった「終焉」、その他「旅をおもう」「父の七回忌に」「紙」等22篇。娘の眼で明治の文豪露伴を回想した著者最初期の随筆集。
誕生 | 1904年9月1日 日本 東京府南葛飾郡寺島村(現・東京都墨田区) |
死没 | (1990-10-31) 1990年10月31日(86歳没) 日本 茨城 |
墓地 | 池上本門寺(東京都大田区) |
職業 | 小説家、随筆家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 1947年 - 1990年 |
ジャンル | 小説、随筆 |
主題 | 露伴研究の資料の編集 |
代表作 | 『こんなこと』(1950年)『みそっかす』(1951年)『黒い裾』(19 |
主な受賞歴 | 読売文学賞(1956年)新潮社文学賞(1956年)日本芸術院賞(1957 |
デビュー作 | 『雑記』(1947年) |
配偶者 | 三橋幾之助(1928年 - 1938年) |
子供 | 青木玉(長女) |
親族 | 幸田露伴(父親)青木奈緒(孫、玉の長女)高木卓(従弟) |