台所のおと
幸田 文
女はそれぞれ音をもってるけど、いいか、角だつな。さわやかでおとなしいのがおまえの音だ。料理人の佐吉は病床で聞く妻の庖丁の音が微妙に変ったことに気付く…音に絡み合う女と男の心の綾を小気味よく描く表題作。他「雪もち」「食欲」「祝辞」など十編。五感を鋭く研ぎ澄ませた感性が紡ぎ出す幸田文の世界。
誕生 | 1904年9月1日 日本 東京府南葛飾郡寺島村(現・東京都墨田区) |
死没 | (1990-10-31) 1990年10月31日(86歳没) 日本 茨城 |
墓地 | 池上本門寺(東京都大田区) |
職業 | 小説家、随筆家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 1947年 - 1990年 |
ジャンル | 小説、随筆 |
主題 | 露伴研究の資料の編集 |
代表作 | 『こんなこと』(1950年)『みそっかす』(1951年)『黒い裾』(19 |
主な受賞歴 | 読売文学賞(1956年)新潮社文学賞(1956年)日本芸術院賞(1957 |
デビュー作 | 『雑記』(1947年) |
配偶者 | 三橋幾之助(1928年 - 1938年) |
子供 | 青木玉(長女) |
親族 | 幸田露伴(父親)青木奈緒(孫、玉の長女)高木卓(従弟) |