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お江戸の若様

高橋三千綱

五年ぶりに江戸に戻ってきた奥山右京之介。元掏摸の弥太と再会を果たすのだが、道中、越前北浜藩領内で隠密を切り捨ててしまったため、何者かに命を狙われていた。そんな中、右京之介はかつて一刀流中西道場でともに剣を磨いた北浜藩士の若林左太郎に、同藩が「抜け荷」に手を染めている事実を伝える。刺客に追われている若様は、次々に襲ってくる悪党を退治していくうちに、その昔、仲間であった浪人矢島平四郎の娘、多美と出会うのだが…。弱い奴にはめっぽう強く、強い敵には奇策で打ち勝つ若様が帰ってきた。累計25万部のベストセラー、傑作時代小説「右京之介」シリーズ第三弾!

高橋三千綱

高橋 三千綱(たかはし みちつな、1948年1月5日 - )は、大阪府豊中市出身の作家。 == 略歴 == 作家である高野三郎の長男として生まれる。3歳の時東京都に転居。8歳の時、父親がいわゆる「保証被り」により莫大な借金を背負い、比較的豊かな暮らしぶりが一変、半年から1年程で各地を転居することとなる。 小学校時代、テレビや映画に子役として出演。のちにNHK児童劇団に入り、多数のラジオドラマに声優として出演。中学時代は剣道に打ち込む。東京都立神代高等学校在学時は各地を旅をする。
誕生(1948-01-05) 1948年1月5日(72歳) 日本 大阪府豊中
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴早稲田大学第一文学部
代表作『退屈しのぎ』(1975年)『九月の空』(1978年)『さすらいの甲子園
主な受賞歴群像新人文学賞(1975年)芥川龍之介賞(1979年)
デビュー作『シスコで語ろう』(1971年)
活動期間1971年 -
親族父:高野三郎