お江戸は爽快
高橋三千綱
享和元年と元号が変わり、世の中は何となく浮かれた様子になりつつあった。そんな折、桜の散った江戸に、青羽二重の袖を翻した若侍が現れる。この謎の若侍、名前を問われて辺りを見回し、そこが浅草奥山だと知ると、奥山右京之介と名乗った。颯爽とした容姿に無垢な笑顔ながら、人を食ったような性格に、人々唖然。そんな右京之介は、ひょんなことから掏摸の弥太と、浪人矢島平四郎に出会い、思わぬ奇策を弄して江戸に蔓延る悪を断っていく助太刀稼業を始めるのだが…。
誕生 | (1948-01-05) 1948年1月5日(72歳) 日本 大阪府豊中 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 早稲田大学第一文学部 |
代表作 | 『退屈しのぎ』(1975年)『九月の空』(1978年)『さすらいの甲子園 |
主な受賞歴 | 群像新人文学賞(1975年)芥川龍之介賞(1979年) |
デビュー作 | 『シスコで語ろう』(1971年) |
活動期間 | 1971年 - |
親族 | 父:高野三郎 |